ゾンビ映画3連発その1ということで、まずは「アンデッド」から。いっぷう変わったゾンビ映画ということでレンタルしてみた。残念ながらビデオしかなく、しかも吹替のみだった。


アンデッド(Undead)2004年[米]

監督:ピーター・スペリエッグ , マイケル・スペリエッグ

出演:フェリシティ・メイスン


タイトル: アンデッド

結論から言うとおもしろい!ロメロ監督のゾンビ映画を想像してはダメで、B~C級ホラーとして見るとかなりおもしろい部類に入ると思う。序盤で隕石が落下し、それに当たった(!)人がゾンビ化して、少しづつ町にゾンビがあふれてくるあたりとかは、一応正統派ゾンビ映画に習ってる感じだ。ゾンビの動きも非常にのろくて、そこらへんも一応正統派か。主人公の女は変人ガンマニア(一応銃砲店の店主らしい)のおっさんマリオンの家に逃げ込む。マトリックスかあるいはジョン・ウーばりの2丁拳銃+ワイヤーアクション、さらに3連ショットガンでゾンビを銃撃するおっさん。丸ノコの歯をつけたモップでゾンビを切り刻む主人公の女。やたらうるさい警官、役に立たない女巡査。男とその恋人の妊婦。このまとまりのないパーティーが、これまたお約束でスーパーに入って必要なものを調達して、町を出ようとする。このあたりから、意外な方に話が展開する。そして驚愕のラストが、、、。とおおげさに言うほどではないが、後半普通のゾンビ映画とはちょっと違う方に話が進んでいく。

あまりにバカバカしい展開で、真面目な映画ファンにはちょっとおすすめしかねるが、B級ホラー好きの人なら、即借りてバカバカしさに笑って欲しい。それとビデオ屋に並んでいるが、いまいち目立たないのはタイトルがややインパクトに欠けるからか。もっとすごくそそるような邦題をつけたらよかったかもしれない。