ネタバレしたらおもしろくない映画とネタバレしてもおもしろい映画がある。この映画は前者だ。先日見たソウ(SAW) と同じタイプだが、ネタバレすると見る楽しみが激減してしまう。そういうわけで、この映画もソウと同様まず映画を見て欲しい。この映画を見たあなたは「やられたぁ」と驚くか「そんなのあり?」と感じるか、どっちだろうか。


アイデンティティー(Identity)2003年[米]

監督:ジェームズ・マンゴールド

出演:ジョン・キューザック、レイ・リオッタ


タイトル: アイデンティティー コレクターズ・エディション

大雨で行き所がなくなった11人の男女があるモーテルに集まってきた。そして連続殺人がおきる。残ったものたちは疑心暗鬼にかられながら犯人を探すうちに、全員にある奇妙な共通点があることに気づく。衝撃の結末が待っていた。


ほぼ全編、雨が降りつづける暗いモーテルで話がすすむため、閉塞感と緊張感がストーリーを盛り上げていく。全員がモーテルに集合してからは、事件が続けざまにおきるので、飽きることなく物語に集中することができる。90分と短いのもちょうどいい感じだ。

まあとにかく見て欲しいと思う。何かあるぞと謎を考えながら見るもよし、何も考えずに仕掛けを楽しむのもいいだろう。エンドロールまで見た後、あなたはどんな感想を持つだろうか。